そこでしか見ることができない”景色”
体験したことや経験したことは、
それは素晴らしい経験値になると思っている。

たとえ、それが何であれ。
些細なことでもいいんです。

簡単に言えば、
とあるお店(居酒屋でもなんでもいい)に
一度でも行ったことがあれば、
お店の場所はもちろん、
雰囲気や価格帯も把握しているし
次からも行きやすい。
逆に、一度も行ったことがなければ、
なんか敷居が高いと言うか、
行きにくいなぁと思ったことが
ある人も多いと思う。

つまり、一度経験したことというのは、
全く経験したことがないことと比べて、
雲でいの差であるということ。

その景色を生で見ることができた
という経験はすごく大きいことだと思う。

高校野球に例えてみる。
甲子園に出るか出ないかは、
たかだか1勝の違いであるが、
とてつもなく大きい違いである
ということが想像できるのではないだろうか。

地方大会の決勝戦、
どんな僅差で勝とうが、勝ちは勝ちで、
甲子園への切符を手に入れることができる。
甲子園球場のフェンスの内側に入れる
チケットを手に入れたことになる。

このフェンスの内側と外側では、
世界が大きく違う。
何せ、お金を出せば入れる場所ではないからだ。

この内側からの景色を実際にみることというのは、
ことさら大きな経験である。

まさに、お金に換えることができない
貴重な経験である。

これを経験したことがない人に対して、
「想像してみて?」
と言ったところで、
想像できない。
当たり前の話だ。
入ったことがないから。
内側からの景色を見たことがないから。

とはいえ、そこまで特別な経験がないと
いけないという話ではない。
誰でもいろんな経験をしてきて、
いろんな景色を見てきているはず。

どこかに行った経験。
おいしいものを食べた経験。
何かにチャレンジした経験。
失敗した経験。
成果を出せた経験。

人は、生きていながら、
さまざまな経験をしている。
人それぞれ、いろんな景色を見てきている。
この経験を共有することも可能ではあるが、
同じような経験をしたことがない人とは
なかなか共有できない一面もある。

「本を読めば、疑似体験ができる」

と言われているが、
それも疑似体験でしかないのである。
想像の域を脱しないとも言える。
本を読むことや疑似体験をすることは悪いことではないが、
本当は自らがそれを実際に体験できることが、
一番望ましいことだと思う。

つまり、人の話を読んだり聞いたりして、
経験した気になって、それを自身の人生に
活かすことも悪くはない。
だが、その人が経験したことを、
実際に自分で経験できるところまでいけば、
同じ景色を見ることができる。
景色を見ることだけではなく、
達成感や充実感も同時に得ることができる
と思う。

「思う」、としか言えないのは、
僕が今チャレンジしているWEBマーケティングで、
まだその域に達していないから。
今、その景色を見るために、
少しずつ山を登っているところである。

ビジネスは甲子園と違って、
敗者復活戦がある。
負けても、失敗しても、
挽回できるチャンスはある。

トライ&エラーを繰り返しながらではあるが、
少しずつ登れている気はしている。

いつか、新しい景色を見ることができたとき
ここでご報告できることが楽しみだ。